2017年10月30日、ある男性がコンビニで買った「じっくりコトコト コーンポタージュ 190g(缶)」が変色しているとツイッターにあげて話題になりましたが、腐っているわけではないようです。その後の内容をまとめました。
「じっくりコトコト コーンポタージュ」が腐っている?
男性がコンビニで買った「じっくりコトコト コーンポタージュ 190g(缶)」が変色しているとツイッターにあげたところ
捏造ではないか?と叩かれていましたが、その後、他の購入者からも同様の問い合わせが寄せられていることがわかりました。
寒かったからあったまろ思ってじっくりコトコト買ってんやん
んで、ひと口飲んだらゲロの味して中身確認したらこれ。
ホンマにやばい賞味期限2018年8月16日のやつほぼこれ
みんな気をつけて。 pic.twitter.com/J69IVGkBt8
— Y u g o (@YUGO1007_seibu) 2017年10月30日
「じっくりコトコト コーンポタージュ」の中身が茶色になっていたと言われるローソンの販売店舗では、の加温じゅう器に残っていた商品をメーカーで検査したところ、数本に変色が確認されたとのことです。
病原性菌の検査では、大腸菌群・大腸菌・黄色ブドウ球菌・セレウス菌の検出はなかったととのことです。
メーカーとローソンの対応
メーカーでは、販売店に「60度以下、および2週間以内の加温」で販売するよう推奨されており、販売店の加温じゅう器に不具合はなかったとのことです。
しかし「何らかの原因で当該商品が高温、または長期間加温されたもの」と推察しているとしています。
現時点では、その原因の特定には至っていないものの、今後も調査を行うそうです。
ローソンは「皆様にご迷惑、ご不便をお掛けしていることを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、同商品の販売を一時中止しています。ホットドリンクの品質管理も大変ですね…。
メイラード反応とは?
今回の件でわかったのは、メイラード反応だったということです。
メイラード反応とは、過度な加温によって、食品中の糖分とアミノ酸(またはタンパク質など)の化学反応が起きて褐色に変化する現象のことを言います。
ローソンは加温による変化と判断しています。
見て、この色の差。
えぐいってホンマ pic.twitter.com/Io3PDO5Q3x— Y u g o (@YUGO1007_seibu) 2017年10月30日
ものすごい茶色になっています!これはぱっと見ると腐っているように見えますよね!
コーンまで茶色く変色していますが、品質に問題はないそうです。
でも味には不味そうです…。
ピンとこないので、もっとわかりやすい説明ないの~?とメイラード反応について調べてみたら、ありました!!
図解入りなのでわかりやすいサイトです。
味博士の研究所
『メイラード反応』と『カラメル化』の違いをどこよりも分かりやすく解説!
メイラード反応にあげられる例として、ジュージューと焼かれたお肉の表面や、ご飯のおこげ、パンの耳などがあるそうです。
まとめ
「じっくりコトコト コーンポタージュ」は何年も販売されている商品だと思いますが、今になってこんなことがあるのは意外でした。
そして、このニュースがなかったらメイラード反応というのも知らなかったです。
一定の温度を管理できるシールや、2週間たったら知らせてくれるアラートみたいなのが欲しいですね。
それにしても、気をつけてーと、善意でツイートしたものが叩かれるとは怖いです…泣